について、以下の本を読んで考えてみました。
生まれてきてくれてありがとう! パパ1年生 安藤哲也 著
初めて子育てに関わる場合、仕事のことや家族のこと、子育てそのものついて色々心配事が出てきます。
そして、子育てをしていくことで、仕事や家族のバランスをどのように取ればいいのか不安も出てきます。
また、家族を大切にする反面、キャリアを構築していく上でネガティブとなる側面があるのではないかと考えてしまうものです。
そこで今回は、子育てにおいて家族を大切にする理由について、本書からの学びを参考に、ご紹介いたします。
- 本の概要
- 優先順位のシフト
- 家族を大切にする生き方とは
- 子育てを楽しむ
- 仕事の効率化
- 家族優先のメリット
- 本の概要
本の概要
NPO法人ファザーリング・ジャパンの代表、安藤哲也さんの著書です。
ご自身の子育ての経験を含め、産前、出産、産後にパパとして必要な知識や情報を仕入れることができる1冊です。
例えば、妊産婦検診にママといくことの重要性、ミルクの作り方、おむつの交換の仕方、パパが育児に参加していくために仕事のバランスやそのマネジメント方法など、幅広く解説頂いています。
優先順位のシフト
子どもができてパパになると、著者は、以下のことが重要であると主張します。
”パパになったからには、人生を仕事だけに傾けず、家族を大切にする生き方へとシフトさせていく。”
子どもが生まれる前までは、ママと楽しく二人きりで過ごし、少々仕事優先の人生を送っていてもよかったものが、子どもが生まれると、子育て、仕事、家族とそれぞれ意識が強くなってきます。
そして、ほとんどのパパが子育ての時間を大切にしたい、家族との時間をもっと増やしたい、子育て環境に適した場所に移り住みたいなど、著者の言う”家族を大切にする生き方”を意識するようになるのではないでしょうか。
ではここで、著者の言う”家族を大切にする生き方へシフトさせていく”を深掘りして考えてみようと思います。
家族を大切にする生き方とは
初めに、”家族を大切にする生き方”というのは、どのような生き方なのでしょうか。
私は、自分の娘が生まれる前は、単純に、これからは家族のために頑張らないといけないな〜と考えていました。つまり、その決意や行動は、妻や子どもへの一方向的な考え方でした。

そのようなイメージは、大抵の新米パパママが自分を犠牲にするイメージを持っていると思います。もちろん、私も個人的にはそう思っていました。
しかし、現在は、娘も生後9ヶ月で、私自身9ヶ月の子育て経験しかありませんが、自分と家族の間のベクトルが、両方を向いていると言う風に感じています。

つまり、子どもが生まれて家族を大切にする生き方を実践しようと心がけることで、子どもが生まれる前の私と比べて、私自身の生活や人生について考えるようになり、仕事に対する意識、働き方、ママに対する気持ちなどが良い方向に変化している、と言うことです。
具体的にどのような違いがあったのか、子育て、仕事、家族の3つの側面から以下説明します。
子育てを楽しむ
子育てに参加することで、時間単位の楽しさ(幸福度)が最適化されるのではないでしょうか。
理由は、子供の成長を見守ることで、パパ自身の自己肯定感、自尊心の向上や子どもが生まれる前まで気づかなかった非日常を発見し、そこに楽しさを見出すことができるようになるからです。
例えば、乳児が声を出せるようになることや、寝返りやハイハイ、掴み立ちができるようにななることで、子どもの成長を感じることができます。
そして、そのような子どもの成長から、ママと二人でやってきたことに自身が持てるようになり、それが自己肯定感にも繋がるのです。
私の場合、仕事を優先した生活の場合、なかなか自己肯定感を感じる機会が少なかったように思います。
しかし、日々の子育てを通して、子どもの成長が自分の自信にも繋がり、自己肯定感を高めることに繋がったと感じます。
よって、子育てに参加することで、幸福感をより感じることができるのです。
仕事の効率化
子育てを意識した生活を送ることで、仕事を効率的に行えるようになるのではないでしょうか。
それは、単位時間あたりの成果の量が増やすためにスキルを磨いたり、また同僚とのコミューケーションを良くすることで業務量を調整したり、意識をお互い高めたりすることに繋がるからです。
例えば、事務的な作業を簡易化するためネットで色々調たり、もしくはプログラムを組むスキルを身に着けることが、結果的に多くの成果を生むことに繋がります。
また、報告、連絡、相談と、同僚とのコミュニケーションを頻繁に行うようにすることが、同僚との絆を強くすることにも繋がるのです。
なので、子育てに参加することで、仕事の効率化にも繋がるのです。
家族優先のメリット
家族優先をした生活にシフトすることで、自分の望む最高な人生の実現に繋がるのではないでしょうか。
理由は、キャリアチェンジ、子育てに良い環境の選択、などを再確認する必要があるからです。
子育てにフルコミットしたいと考える場合、勤務形態を変えたり、転職をしたり、もしくは、自分で収入を得る仕組みなどを考えなければなりません。
なので結局のところ、仕事環境が改善し、個人や家族にとってプラスになるのです。
また、子育てに適した環境に移り住むことで、自然を満喫し、心安らぐ環境や健康に適した環境を手に入れることに繋がるのかもしれません。
したがって、家族を優先する生活が、自分にとってもメリットのあることとなるのです。
まとめ
今回は、家族を大切にする生き方とはどういうことなのかを深堀しました。
家族を大切にすることで、なんらかの犠牲を被ることになると感じるパパは多いと思いますが、結局のところ、家族を大切にすることで自分自身をも大切にしていることに繋がっているということを理解いただけたのではないでしょうか。
ですので、新米パパには思い切って、子育てを楽しんで欲しいと思います。